四学のすすめ

四学 とは かつて古代ローマでリベラルアーツに定義された数学系4学と中国の古典の「蔵学 修学 息学 遊学」をかけています。

「鬼滅の刃」と「FLASH」

 遅ればせながら、「鬼滅の刃」を見てみた。

 DBのように、ただの闘いが繰り広げられるものかと思いきや、いきなり重い展開。

 この優しき家族が亡くなる展開からとは・・

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 いるかな、と思ったらやっぱりいますよね。

 アツく語っている方。ありがとうございます。

mistclast.hatenablog.com

 主人公が何のために闘うのか、そしてそれに立ち向かうエネルギーの強さがどのような背景から生まれるというキャラ設定がわかりやすいです。

 

 そして、海外ドラマの「FLASH」も見始めました。

 こちらは、英会話の勉強にもなるかな、とたいして期待もせず見始めたら、面白くストーリー展開の方が気になっています。英会話はそっちのけです。

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 こちらも幼少期に母が謎の存在に殺され、父が無実の罪にきせられるという重い展開からのスタート。

 そして、どのようにして超高速で移動する能力を身につけ、それが幼少期の周囲との関りにもつながりがあるというストーリー。

 こちらもアツく語っている人がいるかな、と思ったらやっぱりいますね。

 ありがとうございます。

douga-haijin.hateblo.jp

 

 2つとも面白すぎるので、仕事をがんばった自分へのご褒美として、このアニメ、ドラマを設定することとします。

 この2つはアマゾンプライムに最近加入したことで知りました。

 今までリアルにしろ、ネットにしろ、借りてみていたのは何だったんだと思わされる選択肢の数々。

 映画好きの私には、幸せ過ぎる時代です。

 

完璧じゃない方が愛される

ドラえもんを本気でつくる」(大澤正彦)を読みました。

タイトルがいいですね。

大澤さんは、小さいころ誰もが思うことを、大人になっても本気で追いかけています。

大人になるにつれ、忘れていくようなピュアの思いを持ち続けています。

 

どのようなロボットが、人間に愛されるようになるのか。

その例として、ドラえもんの「ションボリ ドラえもん」の回をつかって説明してあります。

 

1 ドラえもんのび太がいつものようにケンカをし、みかねたセワシくんがドラミちゃんとの交代を提案します。

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2 ドラミちゃんは優秀で、のび太の問題を次々に解決。 

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3 その様子をみたドラえもんはへこみます。

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4 交代を示唆されたのび太が、ドラえもんの大切さに気付く

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5 ドラえもんのことを親友だと再確認

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※以下のブログから引用しました。

plaza.rakuten.co.jp

 

 ここで大事なのは、優秀で完璧であるからといって、人から愛されるわけではなということです。

 人は、その機械のことを「優秀」だと期待して接すると、自分が思っているレベルで使えなかったり、コミュニケーションができなければもう使わないようになるそうです。

 逆に、あまり期待をしないのに、自分の期待を越えるようなパフォーマンスをやってくれると使い続ける。

 そういう人間の心理まで考えて、ロボットを設計する必要があるようです。

 

 大澤さんがロボットをデザインするときに重視したのが、次の4点。

 ①インタラクションを引き出す外見であること

 ②過剰に高い能力が想定されない外見であること

 ③曖昧な外見にすること

 ④幼くすることで、ユーザーからの援助的なコミュニケーションを促進できること

 

 イメージ的にいうと、AIBOのような感じでしょうか。


【30万円】我が家に犬がやってきた!【AIBO】

 

 AIを搭載したロボットが身近な存在になるよう、様々な思索を深めながら研究がすすめられているんですね。

 

「完璧じゃない方が愛される」

 あれ?よく考えれば人間もまったく同じですね。

 

 

 

 

因数分解と小説

日経新聞のコラムから。

中園ミホさんの読者の質問に対する回答が面白い。

 

悩み「話が長くてまとまらない」

 会話にしても、文章にしても長くなってしまって、かつ脱線をしてしまいまとまらないことを悩んでいる様子。

 

 悩みの回答の抜粋。

 中園さんは、ドラマの脚本を書いている。

 たった数分のシーンを書くのに、まったくまとまらず、話がどんどん横にそれていきまとまらないことがある。

 その時にどうするか。

 シーンに盛り込みたいことを箇条書きにする。

 登場人物が3人いるとして、それぞれがこういう状況にあって、この人のこういう発言によって、よって、状況がこんな風に変わっていく、等。

 いったん「因数分解」して、頭をクールにして書き出すと、目的地が見えてくると。

 

 数学において「因数分解」とは

 15=3×5のように、ある数を自身より小さい数の積で表す行為のこと。

 

 「因数分解」を

 ある事象を、細かく分けていくことで、よりはっきりとその事象をとらえるような思考過程ととらえると、生徒は「因数分解」を習うときに、より身近に感じるかもしれない。

 あることを学ぶということは、どういう考えを学んでいるのか。

 そういうことまで思考をおろしていくことも、また面白し。

Xenoとカタン

 巣ごもり生活もだいぶ長くなってますが、うちはこの2つのゲームにだいぶ助けられ、楽しく過ごせています。

 それは、「Xeno」と「カタン」。

 Xenoはこんなゲーム。


【中田敦彦vsDaiGo①】〜異能の心眼〜【XENO】

seitakanoppomemo.hatenablog.com

 

Xenoの面白さ

1 ルールがシンプル!

 10個のカードにそれぞれ役割があてられていて、慣れるまではその説明をみながらやりますが、4~5回で覚えることができ、うちの三男(年長)でもできます。

2 運と戦術のバランスがいい!

 しだいに相手のカードがなんなのか予測をしていき、その予想通りに相手を倒したときの爽快感といったら!でもたまに相手のカードが良すぎて何もできなくて負けるということも。

3 何度でも楽しめる!

 毎ゲームごとに状況が変わり、パターンがたくさんあるので何度でも楽しめます。とくにXenoは1回5分かからないぐらいで終わります。

 

カタンはこんなゲーム。


【ボードゲーム】カタン ふんわり遊び方動画

dodo8o.hatenablog.com

カタンの面白さ

1 ルールがシンプル!

 Xenoよりは、多少複雑なものの、カードを読んでいけばできます。開拓地をたて、都市をたてていくことでポイントをゲットしていくゲームです。

2 運と戦術のバランスがいい!

 最初にどこに開拓地をおくのかが、大事になりますが、それだけでは勝てません。サイコロの神様によってはまったく進まないことも。開拓地をたてる以外のポイントの獲得方法もあって、奥が深いです。

3 何度でも楽しめる!

 巣ごもり生活初期はXenoの時間が多かったですが、最近はカタンの方が多いです。これは何度でも楽しめます。小学生の長男、次男は、私に勝つために必死に挑んできます。毎回マップが変わり、目が変わるのでそのたびに戦術が違います。

 世界三大ボードゲームの名はだてではないです。

 

 

 そして何より、2つのゲームとも「コミュニケーション」を必要とするゲームなので、このゲームをするようになり、うるさいぐらいよくしゃべります。コミュニケーションのトレーニングにもいいのかもしれません。

 

 

 

ドラゴン桜の勉強法は使える

ドラゴン桜の勉強法は使えますね。

1巻から9巻まで読み、よくつくってあるなと感心しました。

 

まとめてみました。

概要はこうです。

1 己を知る

  →スマホ 付箋紙 マトリックスの活用

2 アウトプットを大切にしよう

  →SDS法、PREP法

3 教科書を繰り返して読む

4 読解力を高めるには

5 数学の力を高めるには

 

それでは詳細を。

1 己を知る

 「得意」「苦手」「できた」「できなかった」の4つのマトリックスに、学習内容を整理。視覚化するのがいいですよね。

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そのマトリックスを記録していく際には、写真をとる。

記録の方法は、シンプルな方がいいですから。

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2 アウトプットを大切にしよう

 知識は、説明やテスト等、外に出してみると理解できているかわかりますし、定着にもつながります。アウトプットとインプットの割合は7:3がよいそうですよ。SDS法、PREP法等を活用すると説明がやりやすいです。

 SDS法 S Summary 概要

       D   Details   詳細

       S    Summary 総括

 PREP法 P Point  ポイント

        R    Reason 理由  

      E  Example 例

      P Point  ポイント

taihei-fujimoto.hatenablog.com

 

3 教科書を繰り返して読む

 1~3回目 「流し読む」

 4~6回目 「しっかり読む」

 7~10回目 「全体を読む」

 頭がよい人の知識の整理法をかり、それを体得するまで繰り返す方法、使えると思います。長い目で見れば、時間の短縮になっているかもしれません。

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4 読解力を高めるには

 文章を効率的に読むとくには何が必要か→文章の構造を読み解く力が必要。

 文章の構造を読み解く力を、3つに細分化されてます。

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そして、「読解力とは何か」を一言でまとめると

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要約するにはキーワードが必要で

キーワードをどう見つけるか、も詳細に。

「タイトルから探せ!」

「最初と最後に出てくる単語から探せ!」

「接続詞にくっついている文章から探せ!」

 

5 数学の力を高めるには

 数学は積み上げの学問。

 バケツにたとえると、水をためていくのが数学の勉強。

 ところが「穴」、つまりわかっていない箇所があるとそこから水がもれるかのごとく、理解のレベルが落ちていくそうです。

 たとえがわかりやすい。

 時間がかかろうとも、勇気をもってさかのぼって学ぶことが大切です。本気で力をつけたいのであれば。

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 この1枚が私は一番心に響きました。

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無知の知」。

 知ったかぶりをやめ、真剣に、謙虚に学ぶものが本当の力をつけていきます。

 

災厄が問う表現の根源

日経新聞中野京子さんの論考より。

 

「災厄が問う表現の根源」

 6世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパで繰り返し流行したペスト。

 14世紀に最大のパンデミックが起こり、ヨーロッパの人口の3分の1を減らしたといわれています。

 絵はドローネーの「ローマのペスト」。

 天使が悪魔を従え、死者の家を訪れています。

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ローマのペスト

www.ebinoki.com

 

 次の絵ムンクの「病める子」。

 ムンクは最愛の姉を結核で亡くしました。

 絵は、病床の蒼白い頬の少女を、横の人物が悲しみにくれながら介護をしているシーンです。

 コッホが結核菌を発見し、BCGワクチンが接種されるようになって結核は以前ほどの脅威はなくなったものの、何度も人々に流行をもたらしています。

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 パンデミックは、芸術家の表現すらも変えます。

 

ドランゴン桜2 英語編

 熊本大学教職員大学 准教授の前田さんがfacebookで紹介していたのをきっかけに読み始めた「ドラゴン桜2」。1が、ドラマで確か話題になったようなあと思いながら期待をせずに読むと、とまらなくなってしまいました。

 桜木の妙に説得力のある語りと

 人間くさく、魅力的な講師陣と 様々要素はあるんでしょうが、私は学習に関する分析や具体的手法がもっとも心に残りました。

 

 今日はまず英語編。

 完全に渡辺直美によせている鍋明美先生の登場。(巻末に本人登場!)

 ・とにかく真似してしゃべってみよう。

 →アウトプットを大事にしよう、ということ。これは、「ニック式英会話」のニック先生も同じことをいっています。


英語 リスニング 英語 発音:この英語、聞こえますか?(#1)

 ネイティブと同じ発音(アウトプット)ができないと、聞こえないそうです。

 

 ・ぼそぼそシャドーイング

 ①和訳を読む

 ②英文のスクリプトを読む

 ③英文のスクリプトを見ながらぼそぼそシャドーイング

 ④何もみないでシャドーイング

 

 ・英語のリスニング対策

 ①メモを取らない

 ②リスニング開始5分前に準備せよ

  →事前に問題を読んでおこう

 ③どこで戦うか場所を知ること

  →聞こえやすい場所とそうでない場所がある。その場に応じて対応。

 ④4択問題は「間違い捜し」だと考えよう!

  →ほとんどの選択肢は「ここが間違ってる」というポイントがある

   正解と決めたら絶対に変えない。

 ⑤リスニングの前に最後の問題を読んでおけ!

  →最後の問題は「この文章の主題として正しいものを選べ」。

   この問題を読むことは、文章全体を理解することにつながる。

 ⑥長い選択肢は実はトラップ!

  →文章が長い選択肢はそれだけ情報が多い。その分ダミーとなる情報を入れやすい

 

 ・TED-Edの活用

  →1つ1つの動画が5分と短く、アニメーション等があってわかりやすい。


Why do we dream? - Amy Adkins

 

  参考になる情報を、まず自分が使ってみます。